風ちゃんの日

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今日は風ちゃんの日・・・
風ちゃんが風になって6年が経ちました。

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風ちゃんのこと

4月22日水曜日、風ちゃんは風になった。
私が帰宅して真っすぐ部屋に向かうと、風ちゃんは発作(ひきつけ)を起こしていた。
ベッドの中で、痙攣を起こしながら、えびぞっていた。
すぐに抱きかかえたが、治まる感じではないので、病院に電話をした。私よりも慌てた声で「すぐに連れて来て下さい!」と言われ、バルをハウスから出す間もなく、風ちゃんを凹みが深めのベッドに寝かせて病院へ。午前の診察が終わった時間帯で、誰もいない待合室に出てきた先生と看護師さんの後について風ちゃんと診察室に入った。診察台の上に、風ちゃんを乗せるように言われ、静かに乗せた。家を出て病院に向かう間に、発作は少し治まりかけていたように見えたが、診察台の上で、弱々しく小刻みに震える風ちゃんを見て、先生も「発作は治まってきたようですね。」と言った。「取り合えず、発作を抑える注射を打ちます。」と、1本の静脈注射を打った。次に「今は発作が治まって、朦朧とした状態です。この注射は20分程しか持たないので、また発作が起きないための注射も打ちます。」と、細い血管に2本目の針を入れた。痛々しさで胸が潰されそうだった。私は、風ちゃんの顔に頬ずりが出来るくらいまで屈み、右手で風ちゃんの手を握り、左手でずっと撫でながら、声をかけ続けた。こんな事を思ってはいけないけど...もう何もしなくていいから、風ちゃんと家に帰りたかった。辛いのか、時々ピクピクと手を動かす風ちゃんを見つめながら、心の中で(もういいです。風ちゃんを連れて帰ります。)って言っていた。注射の後、触診をしていた先生が、「お腹が張っていますが、おしっこが溜まっているようなので出しますね。」と言って、風ちゃんのお腹をしごく様に何度も押した。下に敷いたシートに、おしっこが出た。「相当に溜まっているようなので注射器で吸い取ります。」と、尿道に管を通そうとしたが、何かが詰まっていたため、今度は詰まりを取り除く。結石だったのかもしれないとのこと...尿道が通ったところで、管を入れて注射器でおしっこを吸い取り始めた。注射器で吸い取ったおしっこを何回もビーカーに移した。お腹に溜まっていたおしっこは400mlにもなった。家でもオムツにおしっこをしていたと話すと、「尿道の詰まりはあったものの、少量ずつは出ていたようですね。発作は尿道炎の疑いもありますが、全く出ていなかったわけではないので、やはりウィルスが脳まで達したのでしょう。」と言われた。何にしても苦しく辛い毎日だったんだね。溜まっていたおしっこを全て吸い取った後、膀胱内を洗浄するためにと、その液体を注入した。全ての処置を終えた先生は「後はもうお家に帰った方がいいですよね。」と言った後、風ちゃんを見て、「このまま、亡くなることもあるかと思います。」と...診察台の風ちゃんをベッドに移し、確か発作を止める薬や、食事用のスポイトを用意するからと、診察室を出て行った。ドアに向かって頭を下げた後、ベッドの中の風ちゃんを見ると、もう息をしていないように思え、すぐに戻ってきた先生に「あの...死んでいませんか?生きてます?」と聞いた。先生は慌てて側に来て、瞳孔を調べ、あ~あ~と声を発しながら、聴診器を当てて、「あ~亡くなってますね。さっきは息がありましたから、今ですね。」と言った。その瞬間の気持ちは覚えていない。すぐに悲しかったのか、泣きたかったのか、どうだったろう。治療代の清算をしてもらっている間、先生から「優しくしてもらって、こんなにもお世話をされて...幸せな猫ちゃんだったと思いますよ。」と、温かい言葉をかけてもらった。涙がすっと流れた。先生は、ティッシュを渡してくれて、私も風ちゃんとの出会いや思い出話を少しだけしたが、じっと聞いて下さった。風ちゃんが眠るベッドを抱えて診察室を出て、清算を済ませ、先生が開けてくれたドアから、外に出た。玄関の外まで、先生と看護師さんが何度もお辞儀をしながら見送ってくれた。私も、車に乗るまで、何度も「ありがとうございました。」と言って、お辞儀をした。しっかり運転しなくては...「さぁ~風ちゃん、お家に帰ろうね。」と、風ちゃんに声をかけ、自分には(しっかり!)と、言い聞かせ、頭を空にして帰路を走った。風ちゃん、帰ろうね。お家に帰ろう。何度も、風ちゃんに声をかけた。泣かないように。泣かないように。
バルが待ってるね。
家に戻り、バルをハウスから出した。「バル、長いお留守番させちゃってごめんね。風ちゃんね、死んじゃった。死んじゃったの。」
バルは、ハウスから出ると、いつものように真っすぐ私の傍に来て、甘えた。
そして、ベッドの風ちゃんを覗き込み、動かない風ちゃんを見つめた。
涙が、溢れた。やっと、声をあげて泣いた。風ちゃんを抱きしめて泣いた。

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バドミントンに行く前...最後に撮った風ちゃんの写真。
やっぱり、少し浮腫んでいたね。溜まっていたおしっこのせいだったのかな。

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眠る風ちゃんを覗き込むバル...「どこに行ってたの?」って聞いてるみたい。
誰よりも、風ちゃんの命の儚さを知っていたのかもしれないね。
風ちゃんに、優しくしてくれて本当にありがとう。

風ちゃんの日記をつけようと始めたBlog(非公開)だが、書く間も惜しく、風ちゃんやバルとの時間を優先したので、結局思うような日記にはならなかった。それでも、今こうして書いているのは、気持ちの整理と、やっと思い出として残しておきたいと思うまで、落ち着いてきたのだと思う。そう、風ちゃんとの思い出を書いておこうと思う。風ちゃんが可愛くて、いつのまにかずっと一緒に居られると思うようになった、あの素晴らしい毎日を綴りました。

《追記》
別ブログ「風ちゃんの足あと」(非公開)ですが
メインブログ「リトルのらくがき」に、日付そのままで追記移行しました。(2015/04/16)

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風ちゃん ③

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4月6日(月)、多分、FIPであろうと言う事で、下痢をした風ちゃんを院内で洗うことは出来ないので、引き取りに来て欲しいとの病院からの電話...迎えに行く前に、トイレやフードボールなどを買い準備をした。(ベッド・猫じゃらし・缶詰・にぼし...etc)
トイレには、脱臭効果が強力だとのアドバイスもあり、シリカゲルを用意したが、歩行困難で残念ながらトイレにまで行く事が出来ず、ベッドやタオルを汚してしまう。洗濯が追いつかないので、とうとうオムツを購入...マーキングも激しかったので、オムツがベストだった。なかなかウンチをしなかったが、そのうちオムツをしていても普通に何度も排泄してくれるようになり、嬉しかった。食べることと排泄することは、非常に大事なことだ。妹から、バンビの為に用意していたケージを譲ってもらった。しかし、目が見えないので、ケージの出入りも危なく困難で、1日として使うことはなかった。

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退院後、2日後くらいにバルの訪問を受ける風ちゃん。
バルも、あちこちの匂いチェックに余念がない様子。
しかし、突然現れた風ちゃんに吠えることも威嚇することもないバル...動物の本能で、弱っているのがわかるのだろうか?動きも鈍く、たまにか細い声で鳴く無害な風ちゃんを、自然に受け入れた。ぬいぐるみとでも思ったのか?もしくは、いつものように存在を無視しているのかもしれない。風ちゃんの方も、見えない事も手伝ってか、度胸良く、バルの側に寄って行った。

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初夏のような日...陽射しが暖かい窓辺での風ちゃんと、水を飲むバル。
バルの匂いや気配が気になる風ちゃん。
少しでも安心できるように、私の匂いがするフリースの服で包んでいた。
我が家で保護してから、私に抱かれたがる風ちゃんのために、ベッドやタオルなども私の匂いを付けてから、使うようにした。
風ちゃんが通る場所は、バスマットやタオルを敷いてバリアフリー仕様にした。
元気な日は、麻痺した後ろ足を引きずりながらも、家族が居るリビングに来たがった。「ガンバレ!ガンバレ!」と、声をかけると、床に座って待つ私の方に向かって必死に歩く。最近は、近くまで来ると、少し休むような感じで座り込む。日ごとに麻痺も進み、思うように動かない体で体力の消耗も激しいよね。多分、痛みもあって辛いだろうな。寝ている時間も多くなってきて、食欲も激減している。どうにか食べてもらわないと...時間に関係なく、用意した数種類の缶詰や、ドライフード、にぼし、オヤツなどを与える。何でも良いから、食べて欲しい。朝となく昼となく夜となく、風ちゃんが目を覚ましている時は、目の前に食事の入った器を持っていき、食べるように促した。そろそろ、自力では食べる事が出来ないのではないだろうか。何とか口に入れても、飲み込むのが大変そうに見える。薬(抗生物質)を混ぜると食べないのでは?と、薬を入れないご飯も用意して、とにかく食べてくれる事だけを願った。

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風ちゃん ②

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写真は、4月4日の病院の診察室での風。
よろけながらも、何とかまだ自力で歩けていたし、検査をしたばかりなので、この時点ではFIPの診断は受けていない。
獣医さんに「目が見えていないように見えるのですが...」と話すと、診察室の中で、イスを障害物にして歩かせたり、顔の前にティシュを落としたりと、簡単なテストをした。結果、イスにもぶつかったし、目の前に落ちてくるティッシュにも反応しなかった。「見えていないようですね」との診断だった。
やはり、目が見えていなかった。
この時は、目が見えていないせいもあって、普通に歩けないのかもしれないと思っていたが、結局は、FIP(ドライタイプ)の症状で、運動機能障害だった。あれから徐々に後ろ足の麻痺は進み、数日後には先に症状が出た左足は引きずるまでになっていた。痛みがあるのか、目を覚ましている時は決まって体をすり寄せてくる。くっついていると安心するようだ。この先、痛がったり、苦しんだりする姿を見ることになるのだろうか?それは、何より辛いことになるだろう。しかし、本当に辛く苦しいのは、風自身...どの位の効果があるのかもわからないまま、もう一週間分の薬をもらいに病院へ行った。

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 風ちゃん ①

退院してから、5日目の風cat
昨日から、食欲が出てきて、キッチンに立っていると「ニャーン」と、ご飯を要求する。この二日、夕飯の用意をすると、慌てるように、キッチンに居る私の足元にやってくる。美味しい匂いがするのはわかるが、もしかして、餌やりの人から人間の食べ物をもらっていた?今日は、カップ焼きそばの匂いにも反応...野良猫って、そんなものなのかな?

風の「FIP」の症状について書きたいのだが、今は環境に慣れ始めて元気そうな風の様子を載せておきたい。検査結果や、症状については、追々書いていくことにする。


昨日今日とお天気が良く、部屋の中に射し込む陽光も暖かい。
風も、おぼつかない足取りだが、お日様を求めて、窓辺にやってきた。
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気持ち良さそうな風♪

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急に、何かに反応して、体を起こす。
野良猫としての、防衛本能?狩猟の本能?
鳥の鳴き声でもしたかな?

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